タレントのグレート義太夫(63)が22日、糖尿病における運動の大切さを教えるイベント「歩いて学ぶ糖尿病バーチャルウォークラリー」のトークショーに出席した。

 義太夫は36歳の時に2型糖尿病と診断され、現在は糖尿病性腎症による腎不全のため透析治療を受けている。

 芸能界について「こういうことを言うと語弊がありますけど、糖尿病に適した世界でね。打合せとかが番組が終わってから夜中の2、3時。そこから焼き肉とか食べに行く。本当に体を壊すのが目に見えた世界だったんですよね」と振り返った。

 さらに体を張った仕事も多く「一番信じられなかったのが中ジョッキにガムシロップを入れて一気に飲む。そういう仕事が本当にあったんですよ。ぼくの糖尿病はもしかしたら労災じゃないかと事務所に言ったら『ふざけるな』って言われましたけど(笑い)」と話した。

 初めて診察を受けた時の血糖値は630だったという。糖尿病と診断され「まったく知識がないのに、そういう病名を言わてしまったんで。どうしていいか分からなかった。言われた時は気を付けようと思うんですよ。ただ時間が経つと、どんどん緩くなって自分に甘くなっていく。そこは糖尿病の怖さの1つでもあるな思います。僕は悪い見本なんで、こういう風にならないように気を付けて下さい」と呼びかけた。