勝利をたぐり寄せた。広島・堂林翔太内野手(30)が22日の中日戦(マツダ)で0―0の6回先頭で先発・アンダーソンの代打で登場。チームが5回まで1安打に抑えられていた中日先発・柳から決勝打の3号ソロを放った。

 お立ち台に立った堂林は今の気持ちを問われ「最高です!」。そして「何とか塁に出て次につなごうという気持ちで打席に入った。(これまで)柳投手にやられっ放しだったが、最高の結果になりました」と笑顔を浮かべた。

 今年は野間やルーキーの中村健、末包と外野のポジションをめぐって争う。堂林は「こうやって結果が出た選手が使われるという現状なので。貪欲に結果を出して、またスタメンで出られるように準備していきたい」と決意を込める。

 また、チームでは中京大中京の後輩・中村健が活躍を見せている。「後輩たちが(広島にも)他のチームにもいる。そうやって増えてきたのは僕自身うれしいですけど、その分負けられない。負けないように今後もやっていきたい」と語った。