次世代の選手も躍動だ。カーリングの世界ジュニア選手権(22日、スウェーデン・ヨンショーピング)の決勝が行われ、女子日本代表のSC軽井沢クラブジュニアがスウェーデンを7―4で下して優勝。日本代表の単独チームが世界一となるのは、全カテゴリーを通じて初となった。

 21歳以下の選手らによる世界一決定戦。今大会に同行した小笠原歩コーチが当時所属していたシムソンズが1998、99年に獲得した銀メダル越えを目標に掲げる中、決勝は前半を3―3で折り返すと、第7エンド(E)に1点をスチール。6―4で迎えた最終エンドにも1点をスチールし、タイトルを引き寄せた。リードでスキップの山本冴は「私にとって最後のジュニアで、ずっとかなえたかった夢をかなえることができて本当に嬉しいです。たくさんの応援ありがとうございました」と喜びを語った。

 多くの先輩たちが阻まれてきた壁を乗り越えた若きヒロインたち。北京五輪女子銀メダルロコ・ソラーレ(LS)の吉田知那美は自身のインスタグラムのストーリー機能を更新。「世界ジュニア日本初の世界チャンピオンです」と祝福。中部電力の松村千秋もインスタグラムのストーリー機能を通じて「おめでとう。すごすぎる!!みんなかっこいい」とメッセージを寄せた。

 北京五輪ではLSが注目を集めたものの、今後はSC軽井沢クラブジュニアが台風の目になる可能性も十分にありそうだ。