歌舞伎俳優片岡愛之助(50)が23日までに、公式ブログに、昨年79歳で亡くなった養父片岡秀太郎さんへの思いをつづった。

昨年5月23日に亡くなった秀太郎さんをしのび愛之助は「早いもので父秀太郎の一周忌でした」と記し、「もっともっと一緒に芝居に出たかったですし、もっともっといろんなお話が聞きたかったです。晩年は『この役ならまだ、出来る』とご自分の体調に合わせていろんなお役の名前を楽しそうにあげられてました」と振り返った。

愛之助は現在、東京・歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」(27日まで)の第1部「祇園祭礼信仰記 金閣寺」で真柴久吉をつとめており「歌舞伎座で久吉をつとめられるなんて自分でも夢にも思ってませんでしたし、父に見て欲しかったです。父が常々話していた古典の大切さと新しい事への挑戦は、どこまで出来るかわかりませんが、父の魂を継ぎしっかり精進したい」と記した。