俳優松坂桃李(33)が漫画家を目指していた過去を明かした。24日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた広瀬すず(23)とのダブル主演映画「流浪の月」(李相日監督)大ヒット御礼舞台あいさつに出席。質問コーナーで子どもの頃にできなかったことを聞かれると「実は漫画家を目指していて。ノートに模写とかを書いたりしていました」と明かした。

しかし、机の上に置いていたノートを姉に見られたことが運命の分かれ道だったといい「ノートを見た姉から『絶望的に下手くそだね』って言われて。その時に漫画家になる夢は捨てましたね。(ノートは)泣きながらゴミ箱に入れました」と振り返った。

同作は、20年本屋大賞を受賞した凪良ゆう氏の小説が原作。誘拐事件の被害者として名が知れた女児と加害者とされた青年が15年後に再会する様子が描かれる。松坂のもとにも映画を見た人から多くの感想が寄せられているといい「全員、長文なんですよね。それだけ伝えることができたんだなと。僕の一番の宝物、そんな時間だったなと思っています。作品を通じてみなさんの心に寄り添うことができたら、触れることができたら幸いだなと思います」とあいさつした。

舞台あいさつには松坂、広瀬のほか、横浜流星(25)、多部未華子(33)、李相日監督(48)も出席した。