ドヤ顔でダイヤモンドを一周だ。巨人の4番・岡本和真内野手(25)がセ・パ交流戦の初戦となった24日のオリックス戦(東京ドーム)で、12日のDeNA戦(横浜)以来、10試合ぶりとなる先制の13号2ランを放った。

 4回、右前打の吉川を一塁に置き、この日の2打席目に入った主砲は相手先発・山岡の初球、138キロのカットボールを完璧に捉えた。打った瞬間に確信した打球はバックスクリーンに吸い込まれる先制の2ランとなった。

 5月の月間打率は1割台とこのところ不調が続いていた岡本和。そんな中で復活のノロシとなった先制弾にも4番は表情を崩さず。ナインに迎えられると、ようやく満面の笑みで応え、ベンチでは安堵の表情も浮かべた。

 セ・キングのヤクルト村上に並ぶ久々の一発に岡本和は「(先発の)CC(メルセデス)が頑張っていたし、先頭の尚輝さんが出塁してくれたので何とかつなごうと打席に入りました。先制点になってくれて良かったです」と安心したように答えた。

 4番復活の兆しとなる一発が2連敗中のチームの雰囲気をガラリと変えた。