小池百合子東京都知事が24日、臨時記者会見を開き、都環境審議会が太陽光パネル設置の義務化を求める中間答申をまとめたことについて言及した。

 これは都内で新築される建物に太陽光パネルを設置するように住宅メーカーなどに義務付けるもの。この件について、会見で記者から質問を受けた小池氏が答えた。

「東京という大消費地において、停電などの際に充電、蓄電にも使えるメリットがある。今回、太陽光発電などの設置の義務化、これは個人じゃなくて事業者に対してですが、細かく設置条件を決めていくことになる」と災害時の対策になると説明した。

 批判があることについては小池氏も把握しているという。「最初から『おかしいね』みたいな話でキャンペーンをやっているところもあるが、そうではない。こちらからしっかり発信していく」と情報発信の必要性を訴えた。

 その上で、「(太陽光パネルの)処理の仕方とか、20年前から付けている方々がその後どのような形で分解して、いかにリユースしていくか等々の処置については環境相時代からもずっと蓄積しながらやってきている。それを東京都でもやっている」とも話した。