【インディアナ州エバンズビル発】WWE・ロウで〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデス(36)が、屈辱のムチ攻撃を浴びた。

 次回PPV「ヘル・イン・ア・セル(HIAC)」(6月5日=日本時間6日、イリノイ州シカゴ)では、セス・ロリンズと天井付き金網マッチのHIAC戦で激突する。4月に約6年ぶりにAEWから復帰以来、ロリンズには2連勝したが、執ようなアピールによって3度目の一騎打ちとなった。

 今週のロウではミズとのシングルマッチに出陣し、ドロップキックやフェースバスターで攻め込んだ。さらにはパワースラムからコーディカッター、足4の字固めでミズを追い詰めた。

 ミズが場外にエスケープすると、コーディはトドメを狙ってコーナー上段へ。ここで、ロリンズがどこからともなく現れて、コーディを突き飛ばして転落させた。試合は反則裁定となったが、コーディはロリンズとミズの2人掛かりでボコボコにされた。

 何とか反撃に出るが、背後からロリンズに左ヒザへラリアートを打ち込まれてダウン。さらにはロリンズとミズに鉄階段にぶつけられ、左ヒザを強打した。

 ロリンズの〝凶行〟は止まらず、コーディが入場の際に観客の子供にプレゼントしたウェイトベルトを奪い、コーディの背中に一撃。すさまじい打撃音とともに、コーディの背中は真っ赤に腫れ上がった。

 アメリカン・ナイトメアはまさに〝悪夢〟を見たが「コーディ! コーディ!」の大チャントを受けて何とか立ち上がった。左脚をひきずりながら歩き、ヒザを負傷した様子。それでも子供に再びウェイトベルトを渡すと、観客から喝采を浴びた。

 怒りのコーディはインタビューでロリンズに報復を宣言。2人の遺恨は深まるばかりで、HIAC戦は死闘必至だ。