確かな再スタートだ。巨人の原辰徳監督(63)が25日に、この日行われた三軍のプロアマ交流戦・テイエステック戦(ジャイアンツ球場)で実戦復帰した坂本勇人内野手(33)の今後の見通しについて言及した。

 右膝内側側副じん帯損傷で離脱していた坂本は、「3番・DH」で待望の実戦復帰。初回の1打席目は遊ゴロ、4回の2打席目は二飛に倒れて2打数無安打に終わったものの、一軍復帰に向けて確かな一歩を踏み出した。

 主将の前進はチームにとっても朗報。それでも原監督は「まあ、デー・バイ・デーでしょう。焦ることなくね、大事なポジション、大事な箇所ではあるわけですから、そこは本人がしっかり考えてやってくれていると思います」と、一軍合流に向けては慎重な調整を促すことを明言。まずはファームで守備に就くことが次なる課題であることも明かした。

 坂本不在の中でも、若手のホープ・中山が発奮してここまで遊撃のポジションを堅守。チームの柱が帰還するまで、今後もチーム一丸となって戦っていく。