J1神戸が25日の磐田戦(ノエスタ)で0―0の引き分けに終わり、最下位脱出はならなかった。

 今季大不振が続く神戸は、三木谷浩史会長が23日に直々にクラブハウスに足を運んで選手やスタッフに対して時折涙を浮かべながらゲキを飛ばし、一時示唆していた辞任を撤回して続投宣言していた。

 そうした状況で迎えたホームの一戦で同じく残留争いを強いられている磐田が相手だけに必勝を期したが、チャンスこそつくるものの決定力不足は相変わらずでスコアレスドローに終わった。

 試合後、ロティーナ監督は「試合は支配できたが、ゴール前での運が足りなかった。ゴールを決められなかったのが痛い」と深刻な決定力不足に嘆き節。「選手たちはすべて出しきったし、とがめるものはない」と力なく語った。

 17位の湘南が川崎を相手に4―0と大勝したため、勝ち点差は5に拡大。神戸は三木谷会長のゲキも実らず、最下位を〝独走〟しつつある。

 ネット上では神戸の行く末を不安視する声があふれ「神戸は最下位降格がいよいよ現実的に」「神戸ほんまにやべーよ」などの意見が。さらに、同じく強豪クラブの浦和がC大阪に0―2で完敗して降格圏目前の15位に転落したことから「今年のJリーグの降格に浦和と神戸入りそうなのヤバすぎ」「浦和と神戸降格しちゃう」など衝撃的な名門ダブル降格を予想する声も上がった。

 今季のJ1は波乱の展開が続きそうだ。