パドレスのダルビッシュ有投手(35)は25日(日本時間26日)に本拠地サンディエゴで行われたブルワーズ戦に先発し、6回2/3を投げ3安打2失点、7三振2四球で今季2敗目(4勝)を喫した。打者24人に今季最多の108球で、最速97・9マイル(約158キロ)をマーク。防御率は3・76。チームは1―2で敗れた。

 6回を終えて1安打無失点、6三振1四球と付け入る隙がなかったが、一つの四球が命取りになった。1―0の7回、先頭ウリアスをフルカウントから歩かせた。続くイエリチは中飛に打ち取るも、4番マカチェンの右前打で一死一、三塁のピンチ。左打者の5番テレスに1ストライクからの2球目、カウントを取りに行った96マイル(約154キロ)の外角ツーシームを左翼へ運ばれて同点二塁打。

 メルビン監督がマウンドを訪れるも流れは変わらず6番テーラーに勝ち越し犠飛。フルカウントから内角へ投げた85・2マイル(約137キロ)のスライダーを左翼フェンス手前まで運ばれ、ここで無念の降板。打線の援護が5回の内野ゴロの間の1点だけでは好調ブルワーズ相手に厳しかった。

 開幕から9試合でクオリティスタート(6回以上投げ、自責点3以下)を7回マークと安定感は抜群。今後もチームの勝利のためにマウンドに上がる。