俳優の神尾楓珠(23)、佐藤浩市(61)、関西ジャニーズJr.内ユニット「Aぇ!group」の佐野晶哉(20)らが26日、都内で映画「20歳のソウル」の公開前夜祭に出席した。

 同作は、千葉県船橋市立船橋高校で受け継がれている応援曲「市船soul(いちふなソウル)」にまつわる実話を基にしたストーリー。

 応援曲は、当時吹奏楽部3年生でトロンボーンを担当していた浅野大義さんが作曲。佐野さんはがんのため、20年で人生の幕を閉じた。

 会場には同校のダンス部が登場。会場を盛り上げた。

 浅野さんの役を演じた神尾は「いよいよ明日公開。前日とは思えないくらいの豪華なオープニングだった。ダンス部の方がパフォーマンスで盛り上げてくれて、うれしい」とあいさつ。

 役柄を振り返り「役者として、一人の人生を演じるのは大変だなと改めて感じた。大義くんの生きざまから、一日を大切に最後まで生き抜く力強さを感じた」と心境を述べた。

 また、吹奏楽部の顧問役を演じた佐藤は「映画っていうのは撮影から公開までタイムラグがある。さっき会場で踊ってくれた中には、1年生の時に撮影に参加してくれていた方もいる。映画は彼女らの記憶にも残ってほしいし、この映画を見た方には、自分の人生と照らし合わせてみてほしい」と話した。

 作品について、佐野は「こんなすてきな作品や、役に出会えるのかなと思うくらい、運命的な出会いだった」と振り返った。

 映画は27日から公開される。