俳優神尾楓珠(23)が26日、主演映画「20歳のソウル」(秋山純監督、27日公開)の公開前夜祭に登場した。

千葉・市立船橋高で、受け継がれている応援曲「市船soul」を作曲し、20歳の若さで亡くなった浅野大義氏の実話を描いた。

浅野さん役の神尾は「1人の人生を演じるのは大変というのを改めて感じた」と話し「大義君の生き様から1日1日、大切に最後まで生き抜く力強さを教えていただいた」と感慨を語った。

劇中では死と向き合う場面もあった。「曲に込めた思いのシーンは普段生きていると見落としがちで当たり前のことになってるので、今回の作品で大事にしなくてはという気持ちになった」と明かした。「映画を見た方々を大義君は見守ってくれてると思う。たくさんの方に見てほしい」と心を込めた。

主人公の恩師を演じた佐藤浩市(61)は「若い頃は今が永遠に続くと錯覚していた」と振り返り「だけど今は今しかない。今起きてることをしっかり記憶にとどめて、過ごし方を大事にしてほしい」と力説した。

福本莉子(21)、関西ジャニーズJr.内ユニットのAぇ!groupの佐野晶哉(20)、佐藤美咲(24)、秋山監督、原作者の中井由梨子氏も登壇。