新日本プロレス26日後楽園ホール大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦で、GLEATのG―REX王者エル・リンダマン(27)が米AEWのウィーラー・ユウタ(25)を下して4勝目を挙げた。

 ROHピュア王座を保持するユウタとの王者対決は、互いの意地をぶつけ合う一進一退の攻防が続いた。アトミックドロップ、延髄蹴りを浴びたリンダマンはドロップキックで応戦する。

 変型バックフリップから首筋にエルボーを連射されて窮地に陥ったが、ユウタの十八番シートベルトクラッチ(変型横十字固め)を阻止するとジャーマンスープレックスに切り返す。そのまま必殺のタイガースープレックスホールドにつないで3カウントを奪った。

 2敗を守ってブロック突破争いを展開するリンダマンは「肩外れるかと思った…。これで4勝2敗。どうなんだこれは。行けるのか行けないのか。まだ可能性あるよな? 他力本願ってのはあまりしたくないけどよ、自分の力を信じて」と、逆転での優勝決定戦(6月3日、日本武道館)進出に意欲。ロビー・イーグルスとの次戦(28日、幕張)へ向け「なかなか面白そうなヤツじゃねえか。俺もビュンビュンビュンビュン飛び回ってハイフライヤー対決、期待しとけコラ! …ウソだけどな!」と不敵な笑みを浮かべていた。