男子ゴルフの国内ツアー「ミズノオープン」初日(26日、岡山・JFE瀬戸内海GC=パー72)、石川遼(30=CASIO)は1イーグル、5バーディー、1ボギーの66のラウンドで6アンダー、首位トッド・ペク(米国)と2打差の3位と好スタートした。

 石川は23日に海外メジャー「全米オープン」(6月16日開幕)の最終予選会(千葉・カレドニアンGC)に臨むも、1オーバーの16位と出場権を手にすることができないまま、今大会に参戦。試合前日(25日)のプロアマ戦を体調不良のため欠場するなど状態が不安視される中、新型コロナウイルスの検査も陰性となり、この日のラウンドに臨んだ。

 出だしの10番パー4をボギーも11番パー5で取り戻し、18番パー5ではイーグルを奪取した。後半もスコアを伸ばし、2019年12月の「日本シリーズJTカップ」以来となるツアー通算18勝目に向けて好発進となった。石川は「このスコアを毎日望むのは難しいけど、自分ができることを続けていくのは可能」と冷静に語った。

 また、今大会の上位4人は7月の海外メジャー「全英オープン」(スコットランド)の出場権を得られる。石川は「あまり大きなことは言えない」と慎重だったが、約2年半ぶりのツアー優勝と海外メジャー参戦に向けて注目を集めそうだ。