新日本プロレス26日後楽園ホール大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦で、BUSHI(39)がエル・デスペラードを破り3勝目を挙げた。

 序盤から左ヒザを集中的に攻められたBUSHIは、MX(コーナー上からのコードブレイカー)を回避されるとヒザ裏にスライディングエルボーを浴びて悶絶する。スパインバスター、ギターラ・デ・アンヘルと猛攻にさらされた。

 それでもピンチェ・ロコ(変型バスター)だけは決めさせない。走り込んできたデスペラードにドロップキックを発射すると、コードブレイカーからカナディアンデストロイヤーがさく裂。最後はMXを決めて完璧な3カウントを奪ってみせた。

 Bブロックの〝本命〟と目されるデスペラードからのシングル初勝利で星取りを五分に戻した。BUSHIは「この(後楽園)3連戦で一番価値のある1勝を手に入れたと思ってる。まだ最初の一歩だよ。でもしっかりと今日、踏んだぞ。俺はデスペラードに勝ったんだよ。このBOSJ、まだまだ分からねえぞ。これからだろ」としてやったりの表情だった。

 一方で足をすくわれたデスペラードは今リーグ戦2敗目。「あまりにも印象に残らねえセリフばっかり言うもんだからよ、すっかりテメエのことを忘れてたよ。クソッ…伏兵ってのはこういうことを言うんだろうな。チクショー!」と悔しさをあらわにしていた。