新日本プロレス26日後楽園ホール大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦で、ロビー・イーグルスがエル・ファンタズモ(35)を破り3勝目を挙げた。

 2019年6月まで在籍していたバレットクラブ時代から内輪もめを展開していたファンタズモとの因縁対決は、互いの意地と意地がぶつかり合う長期戦となった。ロビーはタイガードライバーからロン・ミラー・スペシャルに捕らえて攻勢に出るが、雪崩式スピニングネックブリーカーからCRⅡと大技を連発され形勢逆転を許す。

 さらにバレットクラブ元リーダーのケニー・オメガの得意技だったVトリガーから片翼の天使を狙われたロビーは、リバースフランケンで切り返し再逆転に成功。足への450°スプラッシュからロン・ミラー・スペシャルへと移行してギブアップを奪ってみせた。

 24分43秒の激闘を制したロビーは「ファンタズモはリングから這うように出ていったな。俺が足を破壊してやったからな。骨が折れているかもしれないな。今日のお前はこのスナイパーに降伏することしかできなかった」と勝ち誇った。前半戦は苦戦が続いたが、これで星取りは3勝3敗の五分となった。「NOZOMU」と書かれた左手首のテーピングを誇示すると「俺は言葉通り望みを持っている。他の選手の得点なんて気にしていられない。残り全勝して優勝決定戦(6月3日、日本武道館)に進出する。スナイパーよりタフな選手なんかいない。俺ほど苦労してきたヤツなんていない。優勝トロフィーを手にしてやる」と、逆転優勝を誓っていた。