26日に放送された、女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)第6話の平均世帯視聴率が6・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と27日、分かった。初回から7・3%、6・1%、5・7%、4・8%、6・0%だった。

平均個人視聴率は3・5%だった。初回から4・0%、3・3%、3・2%、2・8%、3・3%だった。

放送前日には、出演者のダチョウ倶楽部・上島竜兵さんの訃報を受け、メンバーの肥後克広(59)寺門ジモン(59)が今後も出演を継続することを発表。第6話の冒頭では「上島竜兵さんが5月11日お亡くなりになりました 謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼のテロップが流れた。上島さんは回想シーンに登場。その後、肥後と寺門の2人で登場する場面もあった。

土屋演じる篠原佐都は、母と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の次男・深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第6話で、佐都と健太は、深山家当主の圭一(石橋凌)が強引に進めた末っ子の有沙(馬場ふみか)の縁談話を止めようとしたが失敗。そんな佐都に圭一の妻の久美(木村多江)は深山家を変えて欲しいと望みを託す。ところが、あれだけ香川友貴(森田甘路)との結婚を嫌がっていた有沙は香川を気に入り、早々に婚約してしまう。

2人の結婚準備を圭一に託された、長男の明人(尾上松也)と美保子(松本若菜)夫妻は、婚約祝いの席を設けることにする。美保子は佐都と久美に婚約祝いをお茶会にしようと提案。久美が了承すると、美保子は佐都に雑用を押し付ける。しかし、3人の話を聞いた圭一の母・八寿子(倍賞美津子)は佐都にお点前で客をもてなすよう厳命。佐都は美保子の雑用と茶道の稽古に忙殺される。

そんな時、佐都と健太は、佐都の母・良恵(石野真子)に呼び出される。「まんぷく屋」が軒を連ねる商店街の目と鼻の先にある深山グループの土地に、ショッピングセンター誘致の話が持ち上がったのだ。自分たちへの嫌がらせだと圭一に詰め寄った健太を、圭一は会社の利益を考えて判断しろとたしなめる。健太がショッピングセンターより利益が上がる企画を考えると反論すると、圭一は企画提出の期限を告げる。その日は有沙の婚約祝いの日だった。