シンガー・ソングライターのおかゆ(30)が27日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社に来社し、4月27日発売の4枚目シングル「赤いひまわり」のPRを行った。

今回は出身地の札幌から近い、勇払郡(ゆうふつぐん)安平町に咲くメキシコの花「チトニア」、通称“赤いひまわり”をモチーフに自身が作詞作曲を手がけた。「故郷への思いと私のテーマカラーである赤色の花びらにひかれた。どこか寂しそうな雰囲気が曲のイメージと重なった」と振り返った。

一途で切ない恋心を歌にした一曲は恋人だと思っていた男性の愛が、偽りだと知ってしまった女性の悲しみと葛藤を表現。おかゆは「男女の悲哀をリアルに表現した。自分が主人公になった気持ちで聞いてもらいたい」と話し、実体験かという問いに対して「ご想像にお任せします」と笑った。

全国各地で「流し」の活動を続け、インディーズ時代にTV東京「THEカラオケ☆バトル」で2回の優勝を果たした。19年にシングル「ヨコハマ・ヘンリー」でビクターからメジャーデビュー。その歌声で多くのファンを魅了している。おかゆは「懐かしさと新しさのある歌謡曲を幅広い世代に届けていきたい。歌の世界は自分が主人公になれる。自分の曲で非日常を感じてほしい」と思いを込めた。