懐かしの「洗礼」を浴びた。巨人の中田翔内野手(33)が27日に、古巣・日本ハムの本拠地である札幌ドームに移籍後初凱旋。元同僚の杉谷拳士内野手からは恒例の〝先輩イジリ〟を受けた。

 昨夏に巨人へ移籍して以来、初めての札幌ドームとなった中田。試合前練習中には日本ハム時代から慕っていた稲葉GMや、上沢、加藤、堀、伊藤ら後輩とも談笑を交わし、束の間の再会を楽しんでいた。

 そんな中で、誰よりも元気な声をあげながら近づいてきた後輩が一人。愛弟子の杉谷だ。今年の春季キャンプ中に再会を果たした際には、増量した中田を見て「バケモンやん!」と〝口撃〟していた杉谷だったが、この日もその手は緩めず「守備固めいけますよ!ハンドリング柔らかいから!」と、先発出場が減っている先輩をチクリ。これに中田も威圧感を出して後輩をけん制する「お決まり」の応酬を見せるなど、終始和やかな、懐かしい雰囲気に包まれていた。