巨人・中山礼都内野手(20)が27日の日本ハム戦(札幌ドーム)でに「9番・遊撃」でスタメン出場。2点を追う5回に右前打を放つと、相手の失策も絡んで本塁まで生還するスーパープレーを見せた。

 隙を見逃さなかった。0―2で迎えた5回二死二塁の場面で打席を迎えた中山は、好投を続けていた上沢から、粘り続けた11球目、131キロのチェンジアップを力強くはじき返してライト方向へ。これを右翼・万波が後逸すると、中山はそのまま一塁を蹴って激走。打球処理の遅れを見た三塁コーチャーの元木ヘッドが迷わず腕を回すと、スピードを緩めることなく本塁まで突入し、見事に生還を果たした。

 記録上は単打扱いとなったが、試合を振り出しに戻す鮮烈なプレーだった。