お笑いタレントの厚切りジェイソンが27日、読売テレビ「ten.」に出演。ウクライナ侵攻の長期化に伴い、国民や軍部に寄り添う姿勢をアピールしはじめたロシア・プーチン大統領を疑問視した。

 プーチン大統領は25日、モスクワの病院を訪問し、ウクライナでの負傷兵らを慰問。「お子さんは、お父さんを誇りに思うでしょう」「あなたに家族が会ったらすべてがうまくいってると分かるでしょう」などと声をかけた。さらに「また軍で働きたいですか?」と質問し、兵士から「もちろんです」と返答を受ける様子もあった。

 この映像に厚切りジェイソンは「ちょっと今の映像はね。問題がありますか?と言われても『何もないです』と言うしかないじゃないですか。テレビ(カメラ)も回ってるのに他のこと言ったら、大変なことになるとみんな分かってるから、嘘にも感じなくはないですよ」と白けた表情。

 また、プーチン大統領は同日、一般国民に対する年金と最低賃金をそれぞれ10%引き上げると表明したが、これについては「ルーブルの10%アップはそんなに価値はないでしょ。ルーブルが世界的に暴落していて、世界的にも参加できてないからあまり価値のない通貨で、プラス10%上乗せしたって意味あるんすかね?と思うけど」と疑問を投げかけた。