宮沢氷魚(28)が、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)に31日放送の第37回から登場する。このほど宮沢がオンライン取材会を行い、ヒロイン比嘉暢子を演じる黒島結菜(25)の魅力を語った。

黒島とは待望の初共演となった。黒島と共演したことのある俳優仲間が口をそろえて「すごい子だ」と話す姿を覚えており「やっとご一緒できる喜びがあった」と笑みを浮かべる。撮影現場での黒島については「年下だけど堂々としたたたずまいで、『ちむどんどん』の座長にふさわしい女優さん。自分の芝居や作品への思いが強い方で、集中力やチームワーク、みんなをまとめる力がある。ヒロインが黒島さんでよかった」と信頼を寄せる。

宮沢演じる青柳和彦は、子ども時代に父親の仕事の都合で暢子一家が暮らす沖縄の村に滞在。海外留学を経て新聞記者となり、料理人を目指して上京した暢子と東京で再会することになる。それぞれの幼少期は子役が演じていたが、撮影序盤では「暢子に気持ちよく再会できた。明るく楽しいシーンが撮れた」と感情移入できた様子。幼少期から青年期へ一瞬で移り変わるストーリー展開は朝ドラならではだが、バトンタッチを違和感なく見せる黒島の力量に感嘆し「普通は集中して探り探り入ってしまうけど、黒島さんは自分の中にしっかりビジョンを持っているので、撮り順がめちゃくちゃになっても調整できる力がある。なかなかやりたくてもできることではない」と語った。

対面を果たした暢子との今後の関係性については「暢子と(飯豊まりえ演じる和彦の恋人)愛さんに対する思いの変化は週を重ねるごとにあるし、登場人物の気持ちの変化が表れる過程はしっかり描くので、そこが見どころ。誰が誰とどう結ばれるかは最初の方では分からないので、そこを楽しみに、どうなっていくのか見届けていただけたら」と話している。