米女子ゴルフツアー「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」3日目(27日=日本時間28日、ネバダ州ラスベガス・シャドークリークGC=パー72)、1次リーグ最終戦が行われ、この日に22歳の誕生日を迎えた古江彩佳(富士通)は、カルロタ・シガンダ(スペイン)に2アンド1で勝利し、2勝1分け。1次リーグ各組トップの16人が争う決勝トーナメントに進出した。

 出だしから2連続ボギーを叩くも、3番でバーディーを奪って1アップとする中、前半は一進一退の攻防が続き、タイで折り返す。後半に入ると、15番まで3アップとリードを奪い、16番で1つ取り返されたものの、17番はともにパーで分けて1ホール残して決着をつけた。持ち前の堅実さと、1次リーグ初戦で最終18番で追いついて引き分けたような粘り強さで16強入りを果たした。

 28日(日本時間29日)の決勝トーナメント1回戦でポーラ・レト(32=南アフリカ)と対戦する。2014年に米ツアーデビューしてから同ツアーの勝利はなく、世界ランキングは145位(古江は27位)。油断は大敵だが、ここまでのマッチプレーの戦いぶりから決して勝てない相手ではない。まずは8強入りで今季初のトップ10入りを決めたところだ。