スペイン1部アトレチコ・マドリードのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(35)の争奪戦が本格化している。

 今季限りでAマドリードを退団し、フリーとなるスアレスは「私は欧州でプレーしたい。スペインは? 明らかに大きな実績を残しました。ここでのキャリアを非常に誇りに思っています。スペインのチームからいくつかの提案を受けましたが、まだ検討中です。高いレベルで競争できるプロジェクトが大事だ」と語っていた。

 すでにスペイン1部セビリアとレアル・ソシエダードが正式オファーを提示し、フランス1部パリ・サンジェルマンも獲得への興味を示している。そんな中、スペインメディア「Fichajes」によると、イングランド・プレミアリーグのアストンビラがスアレス争奪戦に本格参戦するという。

 アストンビラを率いるスティーブン・ジェラード監督とスアレスはリバプールでともにプレーしたチームメートとあって「契約する道を模索している」。すでに来季に向けてバルセロナからブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを獲得するなど積極的な補強を進めており、スアレスが望んでいる競争力のあるチームになりつつある。

 一時は米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミやJ1神戸入りもささやかれた。オファー殺到のスアレスの動向から目が離せないようだ。