松戸ミッドナイト競輪(FⅡ)が29日に初日を開催する。ガールズケイリン予選1・2Rの永礼美瑠(22=愛知)は4月平塚「フレッシュクイーン」で落車し左肩の肩鎖関節のじん帯を損傷し戦線を離脱。今回が復帰戦となる。

「ケガはきつかったけど同じ場所を、選手になる前にBMXで落車した際にやっていたんです。だからそこまで慌てたりすることはなかった」と冷静に受け止めることができた。

 よって、早々に復帰できるとたかをくくっていたが、そう簡単に事は運ばない。「BMXの時は簡単に復帰できたけど、競走用ギアをまず踏めなくて。〝この程度のケガなのに長引いて〟と前回とのズレに悩みました」

 それに左半身の擦過傷もひどかったようで「擦過傷の液が出て、汁が出まくり。そんなのが10日間続きました。ガーゼをはがすときなんか、コケたときよりも痛かった」と苦笑いを浮かべた。

 そんな紆余曲折を経てようやく、復帰戦までこぎつけた。「今シリーズはかなりメンバーがいい。逆に自分に期待をせずに気負いなく走れるかも」といい意味で開き直り、焦らずゆっくりと流れを取り戻す。