新日本プロレス28日幕張大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦で、エル・ファンタズモ(35)がTJP(37)を下し、5勝目を挙げた。

 実力者同士の公式戦は、互いに一歩も譲らない一進一退の攻防が続いた。サドンデス(トラースキック)をかわされたファンタズモは、CRⅡ(変型フェースバスター)も阻止されてオクトパスホールドに捕らえられる。

 さらにピノイストレッチ(変型STF)に移行されてしまったが、なんとか脱出に成功する。丸め込みの応酬から一気にCRⅡをさく裂させ、3カウントを奪ってみせた。

 これで5勝2敗としたファンタズモは、エル・デスペラードと並ぶ首位タイに立った。「最後に何が待ち構えてるか分かるか? 最終日(31日、富山)はデスペラードとの試合だ。去年のリーグ戦最終日でも当たったよな。あの時は俺がお前を倒して、優勝決定戦進出を阻んでやった。今年の優勝決定戦(6月3日、日本武道館)に進めるのは、この試合に勝ったほうだ。これは相当すごいことになりそうだ」と、最終公式戦を最大の山場に見据えていた。