鶴の一声となるのか。国際サッカー連盟(FIFA)で欧州地区を担当するエルハン・ママドフ氏が、ロシアへの制裁の早期解除を熱望している。

 ロシアのウクライナ侵攻により、スポーツ界では多くの国際競技団体でロシアを排除。FIFAもカタールW杯欧州予選からロシアを追放するなど、厳しい制裁を科したが、一部から疑問の声が飛び出している。 

 複数のロシアメディアによると、ママドフ氏は「FIFAのジャンニ・インファンティノ会長とファトマ・サムラ事務局長によろしくお伝えください」と述べた上で「パンデミック時の緊密な協力に組織を代表して感謝します。現状を鑑みると、一刻も早い事態の収束を願いたい。近い将来、ロシアサッカーが再び国際舞台で活躍することを期待している」と語ったという。

 現状ではロシアによるウクライナ侵攻が終息するメドは立っておらず、難しい状態が続いている。果たしてFIFAは身内の声にどう反応するのだろうか。