女子プロレス「スターダム」のワンダー王者・上谷沙弥(25)が存在感を見せた。

 28日の東京・大田区総合体育館大会ではV6戦で「シンデレラ・トーナメント」覇者のMIRAI(22)と対戦。

 スワンダイブ式のプランチャでペースをつかむと、ヒザ立ち状態でのエルボー合戦では一歩も引かなかった。挑戦者のラリアート、ミラマーレショック(旋回式みちのくドライバーⅡ)を意地で返すと、最後は必殺のフェニックススプラッシュで華麗に舞い、3カウントを奪取した。

「MIRAIとはいいライバルになれるよ」と挑戦者をねぎらった上谷のもとに、この日、アーティスト王座を奪取した大江戸隊のスターライト・キッドが登場。「お前のフェニックスのエサになるつもりはサラサラねえんだよ。3度目の(ワンダー王座)挑戦で、フェニックスを食ってやるよ」と挑発的な言葉で挑戦を表明した。

 すると上谷は「欲のかたまりのようなスターライト・キッドちゃん、来ると思ってたよ。この白いベルトは価値ってものがどんどん上にいってるの。高いところから眺めているんで、せいぜい追いついてきな」と応戦し、V7戦での激突が決定的となった。