女子プロレス「スターダム」のゴッデス王座戦(28日、大田区)で新たな遺恨が勃発だ。

 王者の「FWC」コグマ&葉月に、「ドンナ・デル・モンド(DDM)」のジュリア&桜井まいの師弟コンビが挑戦した一戦は、激しい攻防が続いた。

 7日の大阪大会でコグマから直接フォール勝ちを収めて挑戦権を得た桜井が奮闘するも、王者組の集中砲火が続く。試合終盤にはジュリアと葉月が、場外戦で激しい攻防を展開。その間に胴締めスリーパーで桜井のスタミナを奪ったコグマが、ダイビングボディープレスで圧殺し、勝負を決めた。

 初防衛を許し、これで同王座戦2連敗となったジュリアは、試合後も葉月と大乱闘を繰り広げた。

 桜井から「このDDMに入って一番大きなチャンスが今日でした。ジュリアさんと一緒に巻きたかった。あきらめないので、絶対にまた挑戦して一緒に巻きましょう」と涙ながらに訴えられたジュリアは「夢中になって気づいてたら終わってた。いい経験になったと思うし、次に生かせばいいと思う」。その上で「私は面白いケンカ相手を見つけたから、収穫はあったと思う」と目を光らせた。

 一方の葉月も「ジュリア、私はまだまだやり足りない。5★STARもあるし、同じブロックになったら、また血管がゾクゾクするような試合をやろう」とニヤリ。ジュリアと葉月、2人の戦いは激しさを増しそうだ。