千葉・松戸市長選(6月5日投開票)が29日告示され、NHK党公認の山本太郎氏(48)が立候補した。れいわ新選組の山本太郎代表(47)とは同姓同名の別人。

 同市長選は午後1時時点で9人が立候補する大激戦。4選を狙う現職の本郷谷健次氏(73)に対し、新人候補が挑む構図で、11月に予定している松戸市議選へ向けた顔見せの意味合いもあるようだ。

 NHK党公認で立候補した山本氏も既に参院選への出馬を表明している中、落下傘として、同市長選に擁立された。

 山本氏は第一声で「じゃない方の山本太郎です」と聴衆を笑わせたうえで、NHK問題の解決、犬猫殺処分ゼロ。医療大麻の法整備などを訴えた。

 NHK党の立花孝志党首は「犬猫殺処分ゼロや大麻の法律整備の話を聞いて、こういう声を政治にゆっくりゆっくり届ける必要がある。選挙で名前を覚えてもらうのは大変だが、山本太郎は1回でおぼえてもらえる」と話し、山本氏が当選した暁には副市長になると宣言した。