エンゼルスの大谷翔平投手(27)は28日(日本時間29日)、本拠地アナハイムで行われたブルージェイズ戦に「2番・DH」でスタメン復帰し、4打数無安打1死球1三振だった。チームは5―6で敗れて4連敗。大谷は26日(同27日)の試合で腰の張りにより途中交代し、前日はスタメンを外れて代打出場していた。

 相手の先発投手は花巻東高の先輩、菊池雄星投手(30)。これまでの対戦は13打席で12打数4安打、2本塁打と相性抜群だった。しかし、この試合では3打席マッチアップして、無安打1三振に抑えられた。

 初回一死無走者の第1打席はカウント1―2から4球目の外角低め90マイル(約145キロ)のスライダーを打って二塁ベース右への遊ゴロで凡退。3回先頭の第2打席は1―2から4球目の外角低め91マイル(約146キロ)スライダーに空振り三振に仕留められた。

 5回無死一塁では0―2から3球目の内角高め96マイル(約154キロ)速球を叩き、打球はいい角度でバックスクリーンへ向かって飛んでいった。しかし、飛距離がわずかに足らず、フェンス際で中堅手に捕球された。

 その後の2打席はブルージェイズが外野手を4人にして守った7回先頭が、右ヒジのパッドに当たる死球で出塁。2点を追う8回二死無走者では再びシフトで右翼を守っていた二塁手への飛球に倒れた。

 一方、菊池は毎回安打を許しながら4回まで無失点と粘っていたが、5回に2点を失い6回から交代。打者25人に対して87球投げ、9安打2失点4三振1四球で、勝敗はつかなかった。