新日本プロレス29日大田区大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦で、エル・デスペラードがロビー・イーグルス(32)に敗れ、3敗目を喫した。

 互いに足関節技を得意とする両雄の公式戦は、左ヒザを攻め合う消耗戦となった。450°スプラッシュをかわしたデスペラードは、ヒザ裏へのスライディングエルボーからヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)に捕獲。さらにはデュードバスターを決めて攻勢に出る。

 だが、打撃の応酬からハイキック、619を浴びたデスペラードは、スワンダイブ式450°スプラッシュをヒザに投下され悶絶。最後はロン・ミラー・スペシャル(変型裏足4の字固め)で無念のギブアップ負けを喫してしまった。

 これでBブロックは公式戦1試合を残し、2敗のエル・ファンタズモを3敗のデスペラードとロビーが追う構図に。最終公式戦(31日、公式戦)でファンタズモとの直接対決を残すデスペラードは、勝利が優勝決定戦(6月3日、日本武道館)進出の絶対条件だ。

「クソ…舐めてなんかいなかった。全力だった。チクショウ! お前が呼ぶんだったらよ、どこでも追っかけてってやるよ」とロビーに喫した敗北に悔しさをあらわにしながらも「まだ富山が残ってんだ。一番おっかねえファンタズモだけどよ、俺がBの代表になんなきゃダメだろ」と逆転突破へ闘志を燃やしていた。