お笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶが29日、ユーチューブチャンネル「もう久保田が言うてるから仕方ないやん」を更新。事務所の大先輩であるオール巨人に物申した。

 俎上にあげたのは、巨人の著書「漫才論 僕が出会った素晴らしき芸人たち」。久保田は「読んでいったら、出てきたんです、私たちの話が。ありがたいんですけど、こう書いてあるんですね。『実際、とろサーモンが(M―1)王者になった2017年は僕は和牛が優勝だと思っています。だから最終決戦で和牛に投票しました』。全然いいんですけど、今言うことあるのかな?」と渋い表情を浮かべた。

 さらに以下の〈その前は僕を含めた5人で、『一人一人の票が重い。審査員を増やしてくれ』と訴えたんです。それで2017年は7人に増えた。この時新しく入った審査員2人がとろサーモンに票を入れたんですよね。そして、レギュラー審査員務めていたうちの3人、僕と上沼(恵美子)さんと松本(人志)くんは和牛を選んだ。ゆえに彼らは名誉ある敗退とも言われていました〉という記述も紹介。

 久保田は「じゃあ僕らは何なんですか?」「ここまで今になってまだ言われるんですか? 審査員を追加したのは師匠であって、追加した上で俺らが優勝したら『前年通り5人でやっていたら和牛が獲っていたはず』って、そんな理屈あわないことない」と憤った。

 また〈とろサーモン君ごめんね(笑)〉の部分には「笑えないですよ! まじで笑えない」。〈SNSのアップもやめてな〉には「やめないですよ。無許可で書かれてるんですから」「デジタルタトゥーって言葉あるけど、〝書籍タトゥー〟で一生残るわけでしょ? みんな『素晴らしい』って書いてるけど、俺らだけこんなこと書いてるのよ」とクレームした。

「これは愚痴とか暴言とかじゃない」「怒ってるわけではない」とも語った久保田だが、最も気になったのは事前の連絡なく、コンビ名を記載されたことのようだ。

 久保田は「正直今回これ読んで、前まで好きだったんですけど、今回読んで嫌いになりましたね」「またお会いしてお話しできたらって思います」と呼びかけ、最後に「漫才もこれからも頑張っていきますで、よろしくお願いいたします。もうええわ!」とカメラを睨みつけた。