演歌歌手小林幸子(68)が29日、新潟・津南町で取材に応じ、04年に発生した中越地震からの復興を願い、同県長岡市山古志地域(旧山古志村)の水田「幸子田」で、3年ぶりに田植えに参加したと明かした。28日に実施した。

20年と21年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響から小林は参加できず、地元の主婦らだけで田植えと稲刈りを行ってきた。

「3年ぶりに皆さんに会うことができて良かった。一緒に手で稲を植えてきました」。だが、19年までは山古志小児童も授業の一環として参加してきたが、コロナ感染を考慮して20年以降は参加していない。「残念だけど仕方ないですね。秋の稲刈りには一緒にできるようになればいいな」と願った。

“復興米”作りは、山古志村長として復興に尽力した長島忠美元衆院議員(2017年に66歳で死去)が小林に土地を提供して06年にスタート。19年の田植えにタレント中川翔子が参加するなど、復興支援の輪は芸能界にも広がっている。