米俳優ジョニー・デップ(58)が、2017年に離婚が成立した元妻で女優のアンバー・ハード(35)を名誉毀損(きそん)で訴えた裁判で27日に最終弁論が行われたことを受け、ハードの元恋人で米電気自動車大手テスラのCEOイーロン・マスク氏(50)が、「2人とも前に進むことを願っている」とツイートした。

マスク氏は、デップと離婚した直後のハードと交際を始めたとされているが、2人の不倫疑惑も取りざたされており、マスク氏が法廷で証言する可能性が報じられていた。

法廷でハードとの関係について証言することはなかったマスク氏は、これまで裁判について沈黙を貫いてきた。しかし、マサチューセッツ工科大学の研究員でポッドキャストのホストでもあるレックス・フリードマン氏のツイートに、突如「ベストな状態のときは、2人ともとても素晴らしい」とリプライし、前に進んで欲しいとエールを送った。ちなみに、フリードマン氏は、「今回の裁判で私が得たもの」として「1.名声(一部の人にとっては)ものすごい麻薬2.精神科医と弁護士の腕は千差万別3.人間は何百万人にうそをつくことができる4.愛は厄介5.大量のワイン」とツイートしていた。

ハードは今回の裁判で、マスク氏との出会いについても証言している。2人の最初の出会いは、映画「マチェーテ・キルズ」(2013年)の撮影現場だったというが、2016年にデップと一緒に参加予定だったニューヨークで行われたファッションの祭典METガラをすっぽかされて1人で参加した際に、母親と一緒に出席していたマスク氏から「以前に会ったことがある」と声をかけられ、友人になったと述べていた。2016年に交際をスタートさせた2人は、翌年夏には破局している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)