俳優磯村勇斗(29)が30日、都内で映画「PLAN75」(6月17日公開)の凱旋(がいせん)プレミア試写会に登壇。カンヌでの反響を明かした。

同映画祭の公式上映に参加した磯村は「自分が出演している映画を海外で上映して、エンドクレジットの時に拍手を頂きながら、スタンディングオーベーションしていただく経験をしたことがなかったので、言葉に出来ない感動を味わいました。すてきでした」。レッドカーペットを歩いた経験も「この年でこんな景色をみて良いのかと。もっと貪欲に頑張っていこうと思いました」と笑顔で話した。

上映そのものについて「冒頭に出てくる、映画会社だったり、配給会社の名前ひとつひとつにみなさん拍手していて、作り手に対しても尊敬してたたえている姿がすてきだった」と日本で観られない光景に感動したという。

第75回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に出品され、新人監督賞「カメラ・ドール」のスペシャルメンションが授与された早川千絵監督(45)について「うれしい限りです。約2カ月間寒い中撮影をやりましたけど、受賞の話を聞くとあの寒さが温まっていく気持ちになりました」と笑顔を見せた。

倍賞千恵子(80)早川監督も出席。