ハロー!プロジェクトのアイドルグループ、Juice=Juiceの稲場愛香(24)が30日、東京・日本武道館のコンサート「Juice=Juice CONCERT TOUR~terzo~FINAL 稲場愛香卒業スペシャル」でグループから卒業した。

9年間のアイドル活動に終止符を打った。

北海道出身の稲場は14年にハロプロ研修生からカントリー・ガールズとしてデビュー。16年8月から持病の治療に専念するためにグループを卒業するも、17年9月に地元北海道を拠点に活動を再開。18年6月にJuice=Juiceに加入。グループでは、4年間の活動を終え、今後はソロとして活動していく。

アンコール後には、メンバーカラーのホットピンクのドレスで登場。ピンク色のペンライトが会場を埋め尽くす中、ソロで「もしも…」を披露した。自身が好きな曲ということに加え、デビュー時に「あざとかわいい」と評された自身を最も表現できるという観点で選曲したという。

その後、手紙を読み上げると、すぐに涙ぐみながらメンバーやスタッフ、ファンへの感謝の思いを伝えた。そして「これまでの私の活動を通して、誰かの力になれたかもしれない、と思えた時に、心から喜びを感じることができました。そんな喜びを沢山感じられた私のアイドル人生は、本当に幸せでした!」。

今後について「これからの私も、ひとりの人間としてもっと自分を磨き、もっともっと強く成長していきたいと思っています」と誓い、「またみなさんにお会いできる日を楽しみに、がんばりまなかんしていきます!」と得意のフレーズを交えて呼びかけた。

この日は、全27曲をパフォーマンス。約9000人のファンを魅了した。