俳優浅野忠信(48)と、ミュージシャンCHARA(54)を両親に持つ俳優の佐藤緋美(ひみ=22)が30日、東京国際フォーラムで行われた第31回日本映画批評家大賞授賞式で新人男優賞を受賞し、喜びを語った。

21年公開の小松菜奈主演映画「ムーンライト・シャドウ」での熱演が評価された。小松演じるさつきを主人公としたラブストーリーで、さつきの恋人となる等の弟、柊役を演じた。同作で映画出演は3作目。目標の俳優を聞かれた佐藤は「現場に行くたびにいろんな新しい人に会って、毎日行くと良さも見えてきているので、本当にみんなです」と語った。

父の浅野への報告については「まだ(受賞を)知らないと思う」と話した。演技について助言をもらうこともあるといい「一番最初に出た舞台ではアドバイスをくれたりしました。自分で探して、感じて、それを大事にするようにということを教えてくれました」と明かした。

同賞は映画評論家のみで賞を決定する映画賞で、91年から開催されている。主演男優賞を映画「空白」の古田新太、主演女優賞を映画「由宇子の天秤」の瀧内公美が受賞した。