27日に日米同時公開された米俳優トム・クルーズ(59)主演の映画「トップガン」(1986年)の36年ぶりとなる続編「トップガン マーヴェリック」が、戦没将兵追悼記念日の連休を含む4日間で1億5600万ドル(約202億8000万円)を稼ぎ出し、同時期としては2007年公開の「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」の北米興行記録を塗り替え首位に立った。また、27日からの週末3日間の興行は、1億2400万ドルで、クルーズにとって初めて公開週末に興行1億ドルを突破した作品となった。

同作は新型コロナウイルス感染拡大の影響などで幾度となく公開日が延期となり、当初の公開予定から2年遅れての公開となったが、クルーズの40年のキャリアの中で最高の滑り出しとなった。

「トップガン」は、カリフォルニア州サンディエゴにあるミラマー海軍航空基地にある通称トップガンと呼ばれるエリートパイロットを養成する訓練学校を舞台に若き訓練生たちの挫折と栄光、そして恋愛を描いた作品で、続編ではクルーズ演じる天才パイロット、マーヴェリックが教官としてトップガンに戻ってくる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)