韓国でブラジル代表フィーバーが沸き起こる一方で、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)への批判が〝再燃〟している。

 ブラジル代表は6月2日にソウルで韓国代表と対戦するが、FWネイマール(パリ・サンジェルマン)をはじめ多くのスター選手たちの訪問に現地ファンが熱狂。特にそのファンサービスぶりに注目が集まっており、韓国メディア「エックススポーツ」は「ネイマールをはじめとするブラジル選手団は汝矣島のホテルや、練習場である高陽総合運動場を訪れた韓国ファンたちに対して、サインや写真撮影に気軽に応じるなど誠実な態度で臨んだ。華やかなネームバリューを誇る選手たちには信じられない親しみやすさが韓国ファンをさらに魅了した」と報じた。

 スター選手たちの神対応を受けて、現地では3年前に起きたロナウドとの〝因縁〟も蒸し返された。「2019年夏にユベントスとともに訪韓したロナウドは、タイトな日程と交通渋滞によって不機嫌になったのかチームKリーグとの親善試合に出なかった。彼は韓国ファンに向かっていかなるあいさつもせずに競技場を抜け出して(ファンは)大きな失望感を抱いた」と同メディアは指摘。韓国のサッカーファンの間からも「今回のブラジル選手たちの訪韓で感じたのが、ロナウドが〝ゴミ〟だったことだ」「試合に出なかったとしてもサイン会をやるか、体調が悪かったと一言だけでも言うことはできただろう」「ロナウドは韓国を無視したのだ」などとロナウドへの怒りが再び爆発している。

 ブラジル代表のフィーバーぶりで、ロナウドがとんだとばっちりを受ける格好となってしまった。