フランス代表FWキリアン・エムバぺ(23)の南米軽視発言に同国1部パリ・サンジェルマン(PSG)の同僚でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)が言及した。アルゼンチンメディア「Tyc Sports」が伝えている。

 カタールW杯に向けて前回王者フランスのエース・エムバペは「アルゼンチンとブラジルはW杯に向けてレベルの高い試合をしていません。南米サッカーは欧州ほど進んでいません」と、南米勢を格下扱いするかのようなコメントをし、サッカー界に大きな波紋が広がっている。

 同メディアによると、PSGでチームメートのメッシは、エムバペの発言について「私たちはトレーニング以外でも話すけど、今回の話はしていない。彼がどのように何を言ったかはわからない」とし「しかし何度もスペインの少年たちとこの話を話した。W杯に出場するのがどれほど難しいか。コロンビア、標高、暑さ、ベネズエラ…はるかに難しい」と南米勢の過酷な環境を訴えた。

 先日、イタリア1部インテルに所属するアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス(24)も「すごくアンフェアな発言に感じた」と、エムバペの見解を否定していたが、メッシも同じ意見のようだ。その上で「私たちは欧州勢と対戦する準備ができていると思う」と語っており、カタールW杯で南米勢の実力を示す構えだ。