フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマール(30)が同僚のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)を生かせなかったチームメートを糾弾した。

 スペイン1部バルセロナからPSGに電撃加入したメッシの1年目はふがいないものだった。フランス1部リーグ26試合(先発24)でわずか6得点。毎年公式戦で40~50得点をマークしていたメッシにとって明らかに物足りない結果とあって、地元各メディアはシーズン中から低調なパフォーマンスを伝えていた。

 そんな中、バルセロナでも一緒にプレーしていたネイマールは、フランスメディア「カナルプラス」のインタビューに応じ「レオ(メッシの愛称)はバルセロナで長年過ごしてきたため(新たな環境で)適応するのが難しい。チームや都市を変えるのが難しい。言語も違う。紛らわしいことがたくさんある」と、擁護したという。

 さらに「レオ、キリアン(エムバペ)、そして私はパフォーマンス、記録、獲得したタイトルなど、すべてで判断される選手だろう。私たちは自分たちの責任を知っているので、常に最善を尽くそうとしている」と語った上で「チームのスタイルもあり、レオのプレーを理解していない選手がいる。それはすべて有害だ」と、スーパースターを生かせなかった同僚選手を糾弾した。

 ネイマールは6月6日にはブラジル代表の一員として国際親善試合で日本代表と対戦するが、今回の発言は各方面に大きな影響を及ぼしそうだ。