漫才コンビ、おぼんこぼんのこぼん(73)が31日、相方のおぼん(73)が腎盂(じんう)炎で入院したため出演を取りやめた、東京・浅草演芸ホールの「ファミリー寄席」にサプライズ出演した。

おぼんは24日から40度近い高熱が続き、28日に腎盂炎と診断され都内の病院に入院した。この日は、愛弟子のロケット団が代役をつとめたが、始まる前にこぼん(73)がサプライズで登場して「おぼんは今、病院で元気にしております」と報告して、超満員270人のファンを安心させた。

同寄席は落語家桂歌春(72)の娘のタレント田代沙織(38)が主催。毎年5月31日に開催され、今年が11回目となった。

「仲入り」後のオープニングを飾ったのが2年連続登場のお笑いコンビ「せんみつ&ヒロシ」。タレントせんだみつお(74)とフリーアナウンサー生島ヒロシ(71)が組んで、俳優の故丹波哲郎さんや落語家の故林家三平さんのモノマネ、この日のスペシャルゲストの講談師神田伯山(38)のネタでわかせた。

続いて生島の長男の俳優生島勇輝(38)が同じく2年連続で登場。古典落語の「松山鏡」を情感タップリに披露した。

田代は「こぼんさんにも出ていただき、最高に盛り上がりました。来年も頑張ります」と笑顔を見せた。