イングランド・プレミアリーグのチェルシーに所属するベルギー代表FWロメル・ルカク(29)がイタリアに〝出戻る〟ことになりそうだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」など複数のメディアが報じた。

 各メディアによると、今季加入したチェルシーでリーグ26試合出場(先発16)8得点と不振だったルカクは、昨季まで所属したイタリア1部インテルに復帰する意向を固め、クラブ側と本格交渉を行うことになった。すでにルカクはインテル入りする際には、現年俸1600万ユーロ(約21億9000万円)の50%ダウンを受け入れる構えという。

 その一方、インテルは昨季に移籍金1億1500万ユーロ(約157億6000万円)でルカクをチェルシーに売却しているが、再獲得するにも資金がないため、レンタルでの加入を目指している。地元メディア「フットボール・イタリア」は「チェルシーに貸し出しを求める必要があり、それが契約の難しい部分だ」と伝えている。

 また、インテルは今季限りでイタリア1部ユベントスを退団することになったアルゼンチ代表FWパウロ・ディバラ(28)とも交渉中。同メディアは「ルカクとディバラを合わせて契約できた場合、インテルはラウタロ・マルティネスのオファーを聞く」と報じている。