巨人・原辰徳監督(63)が来日初先発で無失点投球を披露した右腕を評価した。

 31日のソフトバンク戦(東京ドーム)で来日初登板初先発に臨んだマット・アンドリース投手(32)が6回90球6安打無失点の好投。救援陣が逆転を許し1―3で初勝利を逃した右腕に指揮官は「非常に、何て言うんですかね。ファイトあふれるというかね、非常に気合のこもったというかね、何かファイターのような感じのね、ピッチングだと思いました」とたたえた。

 大胆に内角を攻める投球はもちろん、プレーも熱かった。初回無死二塁で牧原大のバントを処理すると自らタッチし前のめりに倒れた。ユニホームを泥だらけにした右腕が鷹打線をねじふせた。

 アンドリースは「調子はよかった。初登板なのでいろいろと初めてのケースがありましたが、6回まで投げて試合をつくったのでそれに関しては満足している」と振り返ると、ダイビングには「あの打球については自分でタッチしないとアウトにできないと思っていきました。あんなにユニホームが汚れたのは初めてです」と笑顔を見せた。

 助っ人右腕は次回登板予定の西武戦(6月7日、ベルーナドーム)で来日初白星を目指す。