作家村上春樹氏(73)の著作が、オーディオブックの制作、配信を行う「Amazonオーディブル」で、人気俳優の朗読で1日から配信される。

「職業としての小説家」を朗読する小澤征悦(47)は「朗読を通して、多くの気づきがありました。村上さんの作品は、受け手自身が成長するにつれ、違った読み方ができるものばかりなので、読んだことがある方も、そうでない方も、楽しんでいただけるとうれしいです」とコメント。

「螢・納屋を焼く・その他の短編」を朗読する松山ケンイチ(37)は「村上春樹さんの世界は本当に深いので、どこまでいっても理解しきれないことを前提に、分からないまま分からないように朗読を進めました」と話している。

ほか、藤木直人(49)が「ねじまき鳥クロニクル-第2部 予言する鳥編-」を朗読する。

「Amazonオーディブル」は村上氏の10作品のオーディオブック化を進めている。「騎士団長殺し」を高橋一生が、「海辺のカフカ」を木村佳乃が、「神の子どもたちはみな踊る」を仲野太賀が、「東京奇譚集」をイッセー尾形が朗読することが決定している。