日本サッカー協会(JFA)は1日、キリングループと2023年から30年まで8年間のスポンサー契約で基本合意したことを発表した。

 これまではキリングループの支援は日本代表やなでしこジャパンをはじめ、全てのカテゴリーの代表チームが対象だった。しかし今回から代表チームのほか、各種大会や選手育成、指導者養成、審判、グラスルーツなどJFAの事業全般に対象を広げ「日本サッカー協会オフィシャルパートナー」となり、関係をより強固にした。金額は推定ながら8年間で240億円とみられる。

 JFAの田嶋会長は「日本代表のブランド価値とJFAの資源、キリングループの強みを生かし、お互いに新しい価値を生み出しながら、少子高齢化や地球温暖化など様々な社会課題の解決に協力して挑みたい」と未来を見据えた。

 またキリンホールディングスの磯崎社長は「1978年のジャパンカップ(現キリンカップ)の協賛をスタートして44年間サッカー日本代表を応援し続けてきた。これからもサッカーを通じて人々を笑顔にして参ります」と契約基本合意を喜んだ。

 協会とキリングループは手を取り合って、日本サッカーを盛り上げていく。