7月10日投開票予定の参院選で改選を迎える元SPEEDで自民党の今井絵理子参院議員(38)が1日、東京・銀座で事務所開きを行った。

 比例代表で2期目に挑む今井氏だが、先月5日に鹿児島・徳之島の闘牛祭りで牛から落下し、骨盤骨折していた。この日も息子でプロレスラーの礼夢の付き添いを受け、車イス姿で登場した。
 
 支援者や同僚議員からは「落牛してしまったが、選挙ですから、先に落ちたら2度と落ちることはない」「不幸な事故に遭ってしまったが、(車イスになって)目線がある。当事者になって、政治の世界でお返してしてもらいたい」と励まされた。

 今井氏は「人生、山あり谷ありで、いろんなことがあるが、神様は新しい試練を与えてくれた。(車イスになって)『当事者の気持ちをもっとわかってほしい』。そんな言葉が聞こえてきて、この車イスの生活、体験を次に生かして、誰一人取り残さない日本、社会をつくって、たとえ障害があったとしてもこの日本に生れてきて良かった、生まれてきてありがとうという環境整備に努めたい」と話した。

 さらに「政治は希望です。みなさんにまた希望を持っていただけるように笑顔を忘れずに。私はあきらめません。行動を止めません。しっかりと日本のために働きます」と訴えた。