毎日放送(MBS)の新人・海渡未来アナウンサー(22)が1日、夕方の情報番組「よんチャンTV」で中継先からテレビ初出演を果たした。

 海渡アナは立教大学在学中、水上スキー部に所属。2020年にはインカレで日本一になった。小型船舶操縦免許も持っている。

 この日、アナウンス局に配属されたばかりで研修もこれからだが、特技を生かし、学生時代に1年の半分近くを過ごしたという琵琶湖から、マリンアクティビティの生中継を行った。

「自慢の体力を生かして、近畿地方の皆さんに情報をお届けしたい」と意気込み、ホバーボードを乗りこなしてみせると、スタジオのロンドン五輪体操女子元日本代表の田中理恵氏から「体幹がすごい」と絶賛された。

 放送後、オンラインで取材に応じた海渡アナは「本当に楽しくて、アナウンサーのお仕事はこんなに楽しいのかと思いました。ですが、アクティビティを体験している時も、このスポーツがどう難しいのか言葉にするのが難しかった」とデビューを回顧。「フットワークの軽さを生かしてさまざまな場所に足を運んで、自分の目で確かめて、視聴者の方に日本一近いアナウンサーになりたい」と目を輝かせた。憧れは同局の先輩・玉巻映美アナだという。

 苦手なことについては「高いところは大丈夫なのですが虫だけがどうしてもダメで。ゴキブリとかじゃなくてアリが気持ち悪くて…小さい時にアリの行列が脚に上ってきたことがあってトラウマで、アリを食べてくれってお仕事は泣き出すかもしれないです」と告白。同席した山中真アナは「アリの仕事来そうですねぇ」とニヤついた。

 東京都出身で、初めての関西での一人暮らし。早くも洗礼を浴びたそうで「サンダルを履いて商店街を歩いていたら、おばちゃんに『アンタ、その靴、足が臭くなりそう』ってアルコール消毒されました。東京ではなかったことなので、何て楽しいんだろうと大阪の虜になりそうです」と笑った。

 また、大阪といえば阪神タイガースだが、水上スキーのインカレで優勝するほどの体育会系にもかかわらず、野球のことは分からないそう。「スポーツ局の研修で甲子園球場にも行きました。阪神を応援し始めようとしてます。これから勉強します」と話した。